色々。2011年その17

本来であれば、『愛と幻想のファシズム』(村上龍)の感想を書きたいところだが、MPがないので後日。の、代わりに色々と。


今日、入国管理局の待ち時間に読む本がなかったので、品川の書店で一冊文庫を仕入れた。東京創元社の復刊フェアのなかで何となく気になった『73光年の妖怪』(フレドリック・ブラウン)。あと少しで読み終わりそうだが、面白いです。


19時くらいに新宿にいたので、紀伊國屋書店に足を運んだところ、うっかりまた3冊も買ってしまいました。『経済学という教養』(稲葉振一郎)、『ちくま日本文学;柳田國男』、『万物理論』(グレッグ・イーガン)の3冊。


『経済学〜』は、著者のことを山形浩生経由で知っていて、たまたま目に入ったので買ってみた。『ちくま〜』は、民俗だとかそういうことに最近興味があるのでとりあえず。東雅夫が編んだバージョンもあったんだけど、まあそれは追々で。『万物理論』も、ここ何年かSFを読んでいて(つっても超有名どころしか読んでないけど)、その流れで。でも、「ハードSF」って帯に書いてあったし、スゲー長いから、『月は無慈悲な夜の女王』みたいに買ったはいいが放置プレイにならなきゃいいねえ。


買って読んでない本といえばまだまだあるわ。小説だけでも『越境』(コーマック・マッカーシー)、『こどもの一生』(中島らも)、『おっぱいとトラクター』(マリーナ・レヴィツカ)。小説以外だと『利己的な遺伝子』(リチャード・ドーキンス)もあったな。他にもあるんだよ。読みなさい。


話は変わるが、今日は一つ懺悔をしなければならない。


というのも、普段から私は「雑誌に載っている洋服を買う奴など唾棄すべきミーハー共である」との考えを持っているわけであるが、今日それを破ってしまったからなんである。


アメリカに留学していた頃に買った(つまり、10年以上前)古着のネルシャツを着ていたところ、母親に「あんたもいい加減に年相応の格好をしなさい」と言われて幾星霜(勿論ウソです;言われたのは2年くらい前かな)。重い腰を上げて少しずつ普通っぽい服を揃えてきました。


で。昨年、まあ一応それっぽい感じのコートを買って、さあ今年は自分の好きなコート又は外套を買おう!と意気込んでいたわけです。具体的には、フライトジャケットのB-3とかかなー。


しかし、いざ買おうという段になってふと気づくわけです。「おれ、別に軍人でもないし、更に言えばアメリカ人ですらないじゃん」と。こうなるともういけない。私は自分がやらない、持たない属性の服飾雑貨はなるべく身につけないようにしているので。つまり、いくらショットのライダースジャケットがカッコいいからとしても、私はバイクに乗らないのでライダースは着ないのです。ってそんなことを言ったらモンペにドテラくらいしか着るもんがねえだろ、というのには目をつぶっていただきたい。ま、そのー、「やけに主張が強いものは着ない」とでも思ってください。


何の話でしたっけね?禁を破って雑誌に掲載されていた商品を買った、ってやつか。たまたま立ち読みした雑誌に載っていたコートに「ん?いいじゃん」となって、あと件のB-3よりも断然安かったのでついね。「定番の形だからいいではないか」と自分に言い訳もしつつ。


しかし、アレですなあ。おれの物欲は収まることを知らんようである。まだまだ欲しいものはいくらでもある。服飾関連で言えば、新しいジーンズ、カッコいい革靴、Tシャツ。趣味関連では、ラケット、ロードバイク用のペダル、靴、また始めそうなスキー道具一式。漫画もCDも欲しいんだよ、おれは。スペースの問題があるので買ってないけど。