『マチェーテ』

昨日は映画の日でした。公開がまもなく終了する本作を観ようと、シネコンを訪れた。19:50からの回の約20分前に着いたので余裕で入れるなーと思いながらチケットブースに行くと、まさかの「満席」表示。うげ!100席くらいの小さなスクリーンだったと言うこともあるのかもしれないが、私にしてみれば、こんなボンクラ映画を100人も観に来ていること自体が驚きだ。って私もそのボンクラの一人なんであるが。


次の回は22:00。『バトルロワイヤル 3D』とは時間が合わず。どうしてもダニー・トレホがスクリーンで暴れまくるのを観たかったので、22:00のチケットを買い、一杯やりながら時間を潰す。


22:00ちょうどに劇場に着くと、この回も満員。しかもほとんど男。当たり前か。


お話は。メキシコで捜査官として働いていたマチェーテダニー・トレホ)は、その辣腕ぶりから麻薬王トーレス(スティーブン・セガール!)に恐れられ、彼から手下になるように言われるがそれを断り、妻子を惨殺されてしまう。3年後、マチェーテは国境を越え、テキサスで不法移民として暮らしていた。そこに、ブースという男がやってきて、150万ドルと引き替えに「移民を排斥しようとしている議員(ロバート・デ・ニーロ!)を暗殺してほしい」と頼まれる。半ば脅されるように仕事を引き受けたマチェーテ。演説会場でブースに指示されたとおりの場所から議員を狙撃しようとすると、逆に何者かに狙撃されて重傷を負ってしまう。暗殺未遂犯として終われるマチェーテは、復讐を誓うのだった…というもの。予告↓。



はい、明らかにテレ東テイストの予告編ですね〜。これがオフィシャルの日本版予告編なのか分かりませんが、Youtubeではこれしか見つかりませんでした。英語版はこれ↓



ぬー。こっちの方がカッコいいね。


英語版予告編の冒頭でダニー・トレホが「シンコ・デ・マヨ(メキシコが侵略してきたフランス軍を撃退した日;5月5日)についての特別メッセージだ。アリゾナ州へのな!」と言ってますが、このへんのいきさつについては、検索してください。


で、ようやくダニー・トレホです。どっかでは見たことありますよね、みなさん。きっとあるはずです。海外ドラマの『LOST』にも出てたっぽいね。この人が主役ってまずどんな映画だよって話ですよ。元々はフェイク予告だったからの配役とも言えますが。まあ、主役に収まったことはいいとしましょう。でも、あの顔でモテモテってのが解せん。ミシェル・ロドリゲスにモテ、ジェシカ・アルバにモテ、リンジー・ローハンにモテ、リンジー・ローハンの母親役のおばさんにもモテ。モテ期か?ダニー・トレホ、66歳にしてモテ期なのか?っていうかWikipediaさまで調べてびっくりしたが、66歳であの体かよ。ステロイドやってるにしても凄いと思うんだけど。


上にも書きましたが、とにかくキャストが豪華。重複するけど書き出してみる。

ダニー・トレホ(主役だから、一応ね)
ミシェル・ロドリゲス(『アバター』のひとですよ!)
ジェシカ・アルバ(一般的には『ファンタスティック・フォー』のひと、かな?)
・スティーブン・セガール(一般人なのに、なぜか超強い設定の映画にばかり出てるひと)
リンジー・ローハン(マジのジャンキー。映画なら『フォーチュン・クッキー』。観たい)
ロバート・デ・ニーロ(凄いひとだけど、仕事選んでなさそう『ショウタイム』とか)

うーん。何だ、これは。映画のテーマが、メキシコからの不法移民だから、メキシコ系が多いんだな。監督のロバート・ロドリゲスもそうだし。


さすがR指定だけあって、人が死にまくります。首が飛ぶのは当たり前。銃で頭は撃ちまくるし、腸を引きずり出すし、最高です。おっぱいも出まくりです。ジェシカ・アルバは、全く必要のないところで脱いでました。


ジェシカ・アルバが予告で言う「We didn't cross the border, the border crossed us!」というカッコいいセリフがあるんですけど、これ、本編で見ると結構唐突で何だか微妙な感じだったな。


あと、いくらでも続編が作れそうな感じだ。と、思ってたら作ってる方もこっちがそう考えるだろうと知ってて、映画の最後に「Machete will return in "MACHETE KILLS"…and "MACHETE KILLS AGAIN"!」と字幕が出ておしまい。


楽しめました。


それにしても、ミシェル・ロドリゲスはハリウッドいち漢っぽい女優だと思う。特に意識してないけど、『ブルー・クラッシュ』も観たし、『ワイルド・スピード』も観たなあ。こりゃ『アバター』観なきゃいかんか。


主観的面白さ:★★★★/5