『ピラニア』

日曜であったわけだが、事務所に来客があった。幸い契約にこぎ着けたので、完全に無駄足にはならなかった。


観ないで返すのもアレだから一応観てみた。いやー、酷いですな。3Dでリメイクされたやつは予告が大変良い出来だったけど、オリジナルはといえばまあアレだとしか言いようがない。まず、肝心のピラニアがどんな姿形をしているかが最後まではっきりとは明らかにならないんだよ。ちょっとだけ映ったりしてたが、ほとんど分からん。


お話は。若いカップルが森にキャンプに来て、道に迷ってしまう。立ち入り禁止の立て看板がある施設に興味本位で侵入した二人は、そこにあったプールらしきもので水浴びをしようと飛び込んだが、「何か」に襲われてしまう。行方不明の2人の捜索に来た調査員は、地元の人間一人とその施設を訪れ、プールの栓を抜いてしまい、「何か」が河に放たれてしまった…。


言うまでもなく「何か」ってのはピラニアなわけですが、これ、軍が極秘裏に研究していた人食いピラニアなんですね。アホらしすぎる設定です。


ラニアが河に入っていってからは続々と人が死にます。あっという間に食われて骨が露になる。エグいなーと感じたとこは、子供が死ぬ部分です。大体こういう映画で死ぬのはバカな若者と無辜の中高年と相場が決まっているのですが、そうでもないらしいです。流石にリメイクでは子供は殺されてないだろうなあ。


間抜けなのが、ピラニアが人に襲いかかるときのSEというかBGM(?)が、あの伝説のしょーもない映画『アタック・オブ・ザ・キラー・トマト』でトマトが人間を襲うときのSEにそっくりな点。本作での該当シーンはYoutubeで見つからなかったので、『アタック〜』のだけでも↓



雰囲気だけでも感じていただければ幸いです。


オリジナルがショボくてもリメイクには期待してしまう。CGと現代風の多すぎるカットできっとメリハリが出ているはずだ。



主観的面白さ:★★/5